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2015年02月20日

やめて欲しい行動をやめたときに褒めるのはアリ?ナシ?

こんばんは
二月も早いもので中旬を過ぎました。

日中は段々とあったかくなってきて春を思わせるような陽気もございます。


さて今回のタイトルは
「やめて欲しい行動をやめた時に褒めるのはアリ?ナシ?」
です。

これはもちろんワンコの話です。
ちょっと難しい話になるかもですが、一読していただければ幸いです。


ワンちゃんを飼っていらっしゃる方なら一度は思ったことがあると思います。
「~やめて欲しいな」

内容は
無駄吠えや引っ張り癖、甘噛み等々
多岐にわたります。

このやめて欲しい問題ですが本などでよく解決方法が書かれています。
その時によく出てくるのは
「やめてくれたら褒めてあげましょう」
という言葉です。

私はこの言葉にいつも疑問を感じています。
「何を褒めてあげればいいのだろうか?」


これから先は私の考えです。
犬のしつけに関してはいろいろな考え方がございます。
特定のものを否定するつもりはありませんし、様々なワンコがいるのですから様々な教え方があったほうがいいと思います。



まずはタイトルの私なり答えです。
私の中ではやめて欲しい行動をやめてくれたときに褒めるのは「ナシ」
です。

理由は二つほどございます。

・褒めるや叱るは犬の行動の直後に提示してあげるのが良いといわれています。
しかし「やめること」は行動なのでしょうか?
私が犬のしつけを行う際に根本は行動分析学という考え方を元にしています。
実はこの学問的に考えると「やめること」つまり「~しないこと」は行動ではないと考えられています。
なので行動でもないことを褒めるのはどうかなと?

・二つ目の理由は私自身が考えたことです。
「はじめなければやめられない」
無駄吠えを例に出すと、無駄吠えをしてくれないとやめることは出来ませんよね!
やめさせたい行動なのにそれがないと褒めることの前提が成り立たないのは矛盾を感じます。


このように褒める理由が見当たらないので私のはやめて欲しい行動をやめただけでは褒めることはしておりません。
その代わりにやめることと両立して他の行動を教えています。そうすることで行動が発生して褒めることが出来ます。
例えば無駄吠えであれば吠えにくい体勢を教えて吠えたときにはその体勢を取らせる
これであればその体勢をとったことで褒めることが出来ます。


皆さんは愛犬がやめて欲しい行動をやめてくれたときどうしますか?

次回
「言葉って大切だな」
です。今回の記事にも関連させて書いていきます。





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Posted by HTH DOG SCHOOL at 20:13│Comments(0)日記
 
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