2017年08月22日
ヒトも犬も注意が必要な病気「SFTS」
皆さん、こんばんは
一時期、暑さが和らいだと思いましたが、
まだまだ夏は終わらなそうです。
この時期になると冒頭のあいさつが「暑さ」のことしか書いてないようで
申し訳ないです。
さて今日は
「SFTS」
について書いていきます。
先ずはSFTSについて国立感染症研究所様の説明を引用させて頂きます。
正式には重症熱性血小板減少症候群といい、英語のSevere fever with thrombocytopenia syndromeの頭文字をとってSFTSと呼ばれています。
この病気は宮崎人にとっても決して他人事ではなく、
宮崎はこの病気の症例が他県と比べて段違いに多いです。
出典 国立感染症研究所
お亡くなりになられた方も日本では長崎に次いで多いようです。
この病気を私が知ったのは3・4年前だったと思います。
そのときにはマダニが感染経路言うことで、ワンコは感染しないのか保健所に問い合わせたのを覚えています。
ブログかFBにも書いたような気がするのですが
「新しい病気のため、犬に感染するか感染しても発症するかわかない」
との回答でした。
あれから時間が経ち、多くのことが分かってきたようです。
犬にも感染することはあるようです。
多くの犬の場合、不顕性感染と言って感染しても症状が出ないことが多いようですが、発症した事例も報告されています。
出典 厚生労働省
さらに猫の場合には、発症した猫に咬まれて感染し発症死亡した可能性のある事例が報告されているようです。
出典 厚生労働省
いずれにしても、人も犬も感染することが分かりました。
更には今後、犬から人に感染することも考えられます。
元々、ダニは多くの病気の感染経路になるのでしっかりとした対策が必要です。
犬の場合にはフロントラインなどを利用すると良いと思います。
人間は長そで長ズボン、さらに虫よけスプレーを活用すると良いようです。
爆発的に広がるような病気ではありませんが、致死率も20%と高いので注意すべき病気だと思います。
詳しく知りたい方は厚生労働省のHPに特設ページが御座います。
一時期、暑さが和らいだと思いましたが、
まだまだ夏は終わらなそうです。
この時期になると冒頭のあいさつが「暑さ」のことしか書いてないようで
申し訳ないです。
さて今日は
「SFTS」
について書いていきます。
先ずはSFTSについて国立感染症研究所様の説明を引用させて頂きます。
SFTSは2011年に中国の研究者らによって発表されたブニヤウイルス科フレボウイルス属に分類される新しいウイルスによるダニ媒介性感染症である。2013年1月に国内で海外渡航歴のない方がSFTSに罹患していたことが初めて報告され、それ以降他にもSFTS患者が確認されるようになった。SFTSウイルス(SFTSV)に感染すると6日〜2週間の潜伏期を経て、発熱、消化器症状(食欲低下、嘔気、嘔吐、下痢、腹痛)が多くの症例で認められ、その他頭痛、筋肉痛、意識障害や失語などの神経症状、リンパ節腫脹、皮下出血や下血などの出血症状などを起こす。検査所見上は白血球減少、血小 板減少、AST・ALT・LDHの血清逸脱酵素の上昇が多くの症例で認められ、血清フェリチンの上昇や骨髄での血球貪食像も認められることがある。致死率は6.3〜30%と報告されている。感染経路はマダニ(フタトゲチマダニなど)を介したものが中心だが、血液等の患者体液との接触により人から人への感染も報告されている。治療は対症的な方法しかなく、有効な薬剤やワクチンはない。
正式には重症熱性血小板減少症候群といい、英語のSevere fever with thrombocytopenia syndromeの頭文字をとってSFTSと呼ばれています。
この病気は宮崎人にとっても決して他人事ではなく、
宮崎はこの病気の症例が他県と比べて段違いに多いです。
出典 国立感染症研究所
お亡くなりになられた方も日本では長崎に次いで多いようです。
この病気を私が知ったのは3・4年前だったと思います。
そのときにはマダニが感染経路言うことで、ワンコは感染しないのか保健所に問い合わせたのを覚えています。
ブログかFBにも書いたような気がするのですが
「新しい病気のため、犬に感染するか感染しても発症するかわかない」
との回答でした。
あれから時間が経ち、多くのことが分かってきたようです。
犬にも感染することはあるようです。
多くの犬の場合、不顕性感染と言って感染しても症状が出ないことが多いようですが、発症した事例も報告されています。
問39 ネコ以外の伴侶動物は発症しますか?
答 国内でSFTSを発症したイヌの症例が確認されました。雑種4歳(避妊メス)、元気消失,食欲廃絶を主訴とし、発熱、CRP上昇(7mg/dl),白血球減少(1700/ mm3)、血小板減少症(14万/ mm3)、GPTとALP 上昇、溶血、軟便から血便等を呈し、ネコのSFTSと類似した症状を示しました。急性期にウイルス血症、その後、IgM抗体、IgG抗体が検出され、回復しました。多くのイヌは不顕性感染すると考えられていますが、一部が発症する可能性があります。イヌにおいてSFTSが疑われる症状が認められた場合は、ウイルス学的な検査が必要です。(国立感染症研究所info@niid.go.jpにお問い合わせください。)
出典 厚生労働省
さらに猫の場合には、発症した猫に咬まれて感染し発症死亡した可能性のある事例が報告されているようです。
問6 ネコやイヌからSFTSウイルスに感染する危険性があると言うことですか?
答 ヒトにSFTSウイルスを感染させるリスクのあるネコなどは、ヒトのSFTSで認められる症状(問36 参照)を呈していたことが確認されており、健康なネコなどからヒトがSFTSウイルスに感染することはないと考えられます。また、屋内のみで飼育されているネコについては、SFTSウイルスに感染する心配はありません。現時点においてはまれですが、SFTSウイルスに感染し、発症している動物の血液などの体液に直接触れた場合、SFTSウイルスに感染することも否定できません。なお、ヒトのSFTSで認められる症状を呈していたネコに咬まれたヒトがSFTSを発症し、亡くなられた事例が確認されていますが、そのネコから咬まれたことが原因でSFTSウイルスに感染したかどうかは明らかではありません。
出典 厚生労働省
いずれにしても、人も犬も感染することが分かりました。
更には今後、犬から人に感染することも考えられます。
元々、ダニは多くの病気の感染経路になるのでしっかりとした対策が必要です。
犬の場合にはフロントラインなどを利用すると良いと思います。
人間は長そで長ズボン、さらに虫よけスプレーを活用すると良いようです。
爆発的に広がるような病気ではありませんが、致死率も20%と高いので注意すべき病気だと思います。
詳しく知りたい方は厚生労働省のHPに特設ページが御座います。