宮崎県宮崎市で活動中のドッグトレーナー「HTH DOG SCHOOL」の活動ブログです。

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2013年09月03日

怖いフィラリア

こんばんは
今日は秋の気配たっぷりで気温が30度を下回りましたね。

さて最近、秋がもうそこまでといった感じの天気が続いておりますが本日のテーマは「フィラリア」です。

まずフィラリアとはなんでしょうか?

それは糸状虫と言う寄生虫になります。その中でも犬に寄生するものを犬糸状虫と言います。つまりイヌに寄生するのはフィラリアの一種って事になります。
それからフィラリアと言うのは虫の名前でありフィラリアが寄生して起こる疾患をフィラリア症と言います。
ちなみに人間に寄生する種類もいます


皆さんも毎月、フィラリアのお薬を欠かさずにやっているのではないでしょうか?

よくフィラリアの予防といわれますが正しくはフィラリア症の予防、もしくはフィラリアの駆虫薬てことになりますね。お客様の中にもフィラリアの薬をやると蚊に刺されないと勘違いされる方がいらっしゃいますが決してそうではありません。一ヶ月間に寄生したフィラリアをまとめて退治するお薬になります。

ところで皆さんは犬がフィラリアに感染するメカニズムをご存知でしょうか?

まず、フィラリアには幼虫(ミクロフィラリア)と成虫(フィラリア)がいます。
フィラリア成虫は犬の体内でミクロフィラリアを産みます。
その犬の血を蚊が吸うと、蚊の体内でミクロフィラリアは成長します。
感染能力のあるフィラリア幼虫を体内にもった蚊が犬を刺したとき、感染幼虫が蚊から犬の体内に入って感染が成立します。
犬の体内に入った感染幼虫は約3ヶ月間は皮下や筋肉の中で成長します。
そのあと静脈から血管に入って血液の流れに乗って心臓に向かい、感染から約半年後に心臓や肺動脈に住みついて成虫になります。
生殖機会を得たフィラリア成虫はそこでミクロフィラリアを産み、ミクロフィラリアは血液に乗って犬の全身を流れながら蚊に吸われる機会を待ちます。
そうやって感染のサイクルが出来上がるのです。

予防は出来るの?

予防法としてはお話したようにお薬が有効です。蚊取り線香等も感染確率は低くなるでしょうが完璧とはいえません。
フィラリア症は予防できる病気です。飼主さんが責任をもって予防してあげましょう。


次回はもし感染したときのことについて書いていきます







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Posted by HTH DOG SCHOOL at 18:03│Comments(0)健康
 
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