宮崎県宮崎市で活動中のドッグトレーナー「HTH DOG SCHOOL」の活動ブログです。

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Posted by みやchan運営事務局 at

2017年08月01日

空調服を犬に着せたら???

皆さんこんばんは

今日から8月ですね。

台風が近づいてきているようなので、注意が必要ですね。


さて、

今日は「空調服」のお話です。




空調服とはパーカーのような服にバッテリー付きのファンがついている服のことです。

そのファンがおこした風が、服の中で対流して汗を蒸発させます。汗が蒸発すれば気化熱が発生して、涼しくなるというものです。

気化熱とは液体の物質が気体になるときに周囲から吸収する熱のことです。 液体が蒸発するためには熱が必要になります。 その熱は液体が接しているものからうばって蒸発します。 だから、体がぬれていると、表面の水滴が体温をうばって蒸発しようとするから寒くなるのです。


子供時、風呂上りに、Tシャツの前を開いて扇風機にかぶせる。(今も時々やるのは内緒です)

それがポータブルになった感じです。


この空調服は5年ぐらい前から存在していますが、犬に応用できないか考えてみました。


空調服の実力を発揮させるためには、水分があることが重要です。

残念ながら、ワンコは汗をかく部分が限定されており、そのままでは空調服は涼しくなるどころか、服を着ることで暑くなる可能性もあります。

(空調服は風を逃がさないような、密度の高い生地で出来ていることが多いです)

では、水で濡らして着せて見たらどうでしょうか?

この場合、問題になるのが被毛です。

被毛は血管が通ってないために、濡らして乾く時にも直接的に体温を下げることはありません。

ただ被毛も温度は持っているので、濡らして乾けば被毛自体の温度は下がります。

それがどの程度、体温に影響するかは疑問です。

地肌が濡れる程濡らせば、効果がありそうですが、そこまで濡らすとファン自体が壊れると思います。


あくまでも空調服は人間が着るもので、わんこが着ても人間のような効果は得られそうにありません。


犬の暑さ対策に濡らして使う洋服がありますが、あれは気化熱で洋服自体が冷えるので一定の効果はあると思います。


犬の体温を気軽に下げてあげようと思ったら、股の間の毛が薄いところに霧吹きなど水をかけてあげるのがいいかと思います。股には太い血管も通っているので、効果的です。  

Posted by HTH DOG SCHOOL at 18:00Comments(0)日記